謎解き超科学
著者: ASIOS
単行本: 288ページ
出版社: 彩図社
発売日: 2013年10月24日
価格: 1,470円(税込)
■ 内容紹介
〝超科学〞――それは既存の科学では説明できない、不思議な現象のことを指す。
磁力で肩のコリをほぐすという「磁気治療器」、特殊な溶液に足を浸せば毒素が抜けていくという「デトックス」、元素の力で体がみるみる健康になるという「ゲルマニウム」、自然界にある無尽蔵のエネルギーを引き出せるとする「フリーエネルギー」など、いずれも科学を超越した理論をもとに、「効果がある」「実在する」と喧伝されているものだ。
しかし、それは本当だろうか。本当に科学で説明できないものが実在しているのだろうか。『謎解き超常現象』シリーズでお馴染みのASIOS が日常に潜む〝超科学〞の謎解きに挑戦。世間に溢れる超科学の隠された真実をあぶり出す!
■目次
●第1章 日常に潜む超科学の真相
・電磁波は健康被害を引き起こす!? 【浴び続けるとガンになる恐怖の波長】
・サブリミナル効果は存在するか? 【潜在意識に訴え、相手を意のままに操る】
・牛乳を飲むと不健康になる? 【ベストセラー本に書かれた衝撃の事実】
・「磁気がコリをほぐす」は本当か? 【磁気治療器は効果があるのか?】
・ゲルマニウムで治癒力が上がる? 【身につけるだけで効果が期待できる?】
・デトックスで毒素を排出できる? 【フットバスや足裏樹液シートで体内洗浄】
・「水からの伝言」の不思議 【ありがとうの言葉が水の結晶を美しくする】
・「マイナスイオン」とはなにか? 【浴びるだけで効果がある大気イオン】
●第2章 自然界に潜む超科学の真相
・万能細菌「EM菌」とは? 【あらゆる分野に効果がある奇跡の細菌】
・ポールシフトは起きるか? 【かつて地球を襲った大異変ふたたび?】
・フリーエネルギーは実現するか? 【エネルギー問題はこれで解決?】
・隕石落下はどれぐらい危険か? 【ロシアを襲った脅威はまたくる?】
・百匹目の猿現象は本当か? 【ある群れの行動が他の群れへと伝播する?】
・動物の地震予知はあてになるか? 【動物の行動から地震が予測できる?】
・キルリアン写真はオーラを写す? 【生命のオーラをとらえた奇跡の写真】
・相対性理論は間違っている? 【物理学界を揺るがす大スクープ】
・「ID論」とはなにか? 【アメリカの科学者たちが提唱する新しい科学】
●第3章 人体にまつわる超科学の真相
・血液型性格判断は信用できるか? 【人間の性格は血液型で決まる?】
・『ゲーム脳の恐怖』の真実 【ゲームをやりすぎるとゲーム脳になる?】
・逆行催眠でよみがえる記憶 【潜在意識から記憶を取り出すテクニック】
・母乳神話の真相 【乳幼児の食事で母乳にまさるものはない】
・千島学説は信用できるか? 【ガン細胞は汚れた血液から生まれる?】
・死者の網膜写真 【網膜に残された死者の記憶】
・人間は真空中で破裂する? 【世間にまかり通る科学の俗説?】
●第4章 美容と健康にまつわる超科学の真相
・サプリメントの効能と効果の錯覚 【効果の裏側には大きな錯覚が存在した】
・健康食品の広告トリック 【広告に張り巡らされた巧妙な罠】
・ホメオパシーで病気は治るか? 【日本でも静かに広がる“代替療法”】
・マクロビオティックの真実 【現代病を退ける奇跡の食事療法】
・酵素栄養学の誤解 【酵素が健康で病気知らずの体を作る】
・「オーリングテスト」とはなにか? 【筋肉の反応でなんでもわかる診断法】
・手かざし療法の危険性 【手をかざすだけで病気が消失する】
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■ 管理人の感想
超常現象の懐疑的調査のための会・ASIOSが贈る”謎解きシリーズ”最新刊。
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世の中は(テレビでも新聞でも)、間違った理論が蔓延(まんえん)しています(´・ω・`)
タチの悪いことに、『間違っている』・『インチキ』と解った(発表された)後でも、平気で広める媒体が多いのですね。 まあ、その方が売れるからなのでしょうが・・・(´・ω・`)
今回の本の中から、インチキが暴露されている例をひとつ挙げると・・・
サブリミナル効果・・・
一番有名なのは、アメリカのジェイムス・ヴィーカリーという広告業者が1956年に行ったとされる実験。
シアターのスクリーン上に、ごく短時間だけ画像をフラッシュさせる特殊な装置を開発。
映画の映像に被せて、「コーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」いうメッセージを5秒に1回、3000分の1秒というごく短時間だけ映し出してみた。
この実験は6週間続けられ、参加者は延べ4万6000人にのぼった。
実験を行った映画館の売店では、コーラが18.1%、ポップコーンは57.7%も売り上げが伸びた。
この話、聞いたことありますよね?
今でもサブリミナルにおける金字塔として取り上げられ続けているエピソードです。
これ実は、実験を行ったヴィーカリー本人が「顧客を増やすための作り話」だったと告白しているのですね?
しかも告白は1962年のこと。 世の中ウソばっかりですよ(´・ω・`)
この本の良いところは、詳しい解説に加え、引用元・出典が明示されているところですね。
麻雀とは直接関係ありませんが、麻雀界に蔓延するオカルトにダマされないためにも、この本で正しい知識を得るコツを学びましょう。
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